2016年10月22日
先日、新商品の「ベネビアOD」を紹介させていただきましたが、この商品について少し説明させていただきます。
「ベネビアOD」の「OD」についてですが、これは油性懸濁剤(Oil Dispersion)と言って乳剤やフロアブル剤が乳化剤や水をベースにしているようにオイルをベースにしています。また、界面活性剤が一緒に入っているので、希釈時にオイル成分も水中に均一に拡散されます。
注意点としては、薬剤の有効成分の浸透性を高めるように設計された製剤のため、展着剤を使用した場合、界面活性成分が過剰になり散布した作物の表面を荒らす場合があります。展着剤は仕様しないでください。
ただし、ネギに関してはアプローチBIやブレイクスルーなどと混用して問題なしとの実証データがあるので倍率や量を守り正しくお使いください。
また、トマトに使用する場合、ストロピルリン系の農薬を散布した場合は散布後2週間以上間隔をあけてからベネビアODを使用してください。(逆のベネビアOD→ストロピルリン系薬剤の順序での散布は問題ありません)
前回のお知らせでも少し触れましたが、ベネビアODは混用できない薬剤が数種類あります。よく確認してから使用してください。